【香港スプリント】ミスタースタニングの連覇が濃厚…海外競馬通・成田幸穂の予想

スポーツ報知
香港スプリントに出走するミスタースタニング

 香港スプリントの過去5年を振り返ると、3着以内馬15頭のうち13頭が香港調教馬だった。スプリント大国として知られる香港勢は今年も強力で、レースを支配しそうだ。

 本命は昨年の覇者ミスタースタニング。近走は惜敗が続いているが、他馬より重い斤量を背負っており、内容としては高いレベルで安定している。定量のここで巻き返す。

 重賞3連勝中と底を見せていないホットキングプローンが2番手。アイヴィクトリーは2度続けて凡走しているが、ミスタースタニングと同様に定量戦で見直したい。

 日本のファインニードルも引けを取らない。筆者としては一戦必勝タイプというイメージで、前走から間隔を空けて臨む点もプラスと見ている。ライバルたちは手強いが、日本のチャンピオンスプリンターとして春の雪辱を果たしてもらいたい。

 ◆成田幸穂(なりた・さちほ) 1984年8月8日、東京生まれ。(株)サラブレッド血統センター所属。週刊競馬ブック連載「海外競馬ニュース」の編集を担当。同誌のほか、南関東版・競馬ブックと研究ニュースで予想コラム「血統アカデミー」を執筆中。ラジオNIKKEIの「香港国際競走実況中継」に出演予定。

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