【宏太’Sチェック】ジェイ加入で格段に上がった0―0時の質

2017年11月29日11時0分  スポーツ報知

 ◆明治安田生命J1リーグ 第33節 G大阪1―0札幌(26日・市立吹田サッカースタジアム)

 ジェイが挙げた1点で勝利を手にしたG大阪戦を見て、決定力が何より大事だと改めて感じた。決勝点の場面、ジェイは後ろに下がりながらジャンプしてヘディングしている。あの体勢では、普通の選手なら上にシュートをふかしてしまうが、彼はたたき付けて決めるのだから驚いた。来た頃は動きも少なかったが、状態が上がり、本当に欠かせない存在になっている。

 前半戦の札幌は、0―0の時の戦いが頼りない印象だった。それが決定力のあるジェイが入ったことで、1点入ったら、守備に少しウェートを置くなど、やることがはっきりした。J1で戦ううえで最も重要になる0―0の時の、試合の運び方の質が格段に上がったことが、後半戦の躍進につながっている。

 12月2日、ホームでの今季最終・鳥栖戦に勝てば、J1で過去最高の10位浮上もある。今年の集大成と言える試合に、1人でも多くの人に足を運んでほしい。GKのク・ソンユンとジェイというJ1でも屈指の後ろと前の“2トップ”は、見る価値は十分あるし、来場者全員にタオルマフラーも配られる。多くの後押しを受け最高の形で終わることは、来年に必ずつながる。ぜひ、札幌ドームで声援を送ってほしい。(吉原宏太、1996~99年札幌FW)

北海道版札幌コラム
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