【宏太’Sチェック】一つ一つのプレーを大事にすれば勝てた

2018年3月12日11時0分  スポーツ報知
  • 判定に不服そうな札幌・ペトロヴィッチ監督

 ◆明治安田生命J1リーグ第3節 札幌1―3清水(10日・札幌ドーム)

 先制点を奪い、ボール保持率とシュート数で上回った前半を見ると、清水戦は絶対に勝たなければいけない試合だった。モノにできなかった要因は、一つ一つのプレーを大事にしなかったことに尽きる。

 開始早々、右からの三好のクロスを菅が左ボレーで狙い、上に外した場面があった。確かに入れば格好はいいだろう。ただ、あれを決められるのは10回蹴って2回。8回成功する選択をと考えたら、頭で狙うべき。そうすれば高い確率で枠内にボールは飛んでいる。チームのためにと体をなげうつ姿勢が欲しかった。

 僕は現役時代、100以上のゴールを挙げたが、半分以上は泥臭いものだった。華麗に決める選択をしたい時もあったが、サッカーに全く同じシチュエーションというのはない。全員で作った一生に一度のチャンスを、無駄にはできないという思いがあった。今は映像でスーパーゴールシーンなどが簡単に見られ、それに憧れる子供も多い。ただ、それを決めるために、選手は必死に奪ったゴールを何度も重ねて来ているのだから。まず気持ちが出るプレーを体に染み込ませてほしい。

 今は右でチャンスを作っても、左の選手が決められない状況。逆に左の菅とチャナティップから決定機が生まれることが、勝利に不可欠な要素になる。(吉原宏太、1996~99年札幌FW)

北海道版札幌コラム
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