【宏太’Sチェック】シュートの場面こそ緊張感を楽しめ

2018年4月2日10時0分  スポーツ報知
  • 後半17分、札幌MF三好康児(中央)が放ったシュートは、鹿島DF昌子源(左)に当たる

 ◆明治安田生命J1リーグ第5節 鹿島0―0札幌(31日・カシマスタジアム)

 大満足の試合だった。見ていて本当に面白かったし、敵地で貴重な勝ち点1を取れたのは良かった。長崎戦で初勝利を挙げた効果から、自分たちのやっている事に自信を持てていた。鹿島が今年の札幌は脅威と感じているのを実感できたと思う。

 試合内容と同様に素晴らしいと思ったのは、選手のコメントだった。三好のシュートが鹿島DF昌子の左腕に当たったのにハンドを取られない誤審はあったが、それを誰一人言い訳材料にしていなかった。何人かと話したが、荒野は「もっと自分が前に出ていれば勝てた」と言い、最前線でDFからハードワークした都倉も「決める所で決めなければ」と自身の反省に終始していた。そんな言葉は、今後チームがもっと良くなっていける確信がないと出ないもの。それだけ手応えを感じる試合ができている。

 この引き分けを今後白星に変えるためには、遊びの要素がもっと必要になってくる。今の札幌は崩しのところまでは完璧だが、ゴール前で焦る部分がまだ見える。僕は現役時代、「ゴールに近づくほど冷静になれ」と教えられた。ジェイが得点を決められるのはそれができるから。シュートの場面で緊張感を楽しめるようになれば、様々なアイデアも湧いてきて、ゴールにつながってくる。(吉原宏太、1996~99年札幌FW)

北海道版札幌コラム
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