リネカー氏、クリンスマン氏の日本監督候補「いいね」

　【モスクワ（ロシア）８日＝羽田智之】元イングランド代表ＦＷゲーリー・リネカー氏（５７）が、日本サッカー協会が次期日本代表監督の最有力候補に挙げているドイツ人のユルゲン・クリンスマン氏（５３）について、日本代表を指揮することになれば「いいね」と話した。

　リネカー氏はクリンスマン氏と同じく英ＢＢＣ放送のＷ杯解説者を務めており、２人は共演している。「彼はとても頭がいい。そう（日本代表監督に）なったらいいね」。Ｊリーグが開幕した１９９３年から２年間、名古屋でプレーし、日本サッカーを知っているストライカーがクリンスマン・ジャパンの誕生を期待した。

　ただ、リネカー氏は報道は把握しているものの「彼とはＷ杯の試合について話しているだけだよ。彼は何も言っていなかったし、それ（報道）以上は知らない」と説明。クリンスマン氏の去就は聞いてないという。

　日本協会の田嶋幸三会長（６０）はＷ杯視察のため１０日にもモスクワ入りする予定で、２人が接触する可能性もある。２０日には技術委員会が開かれ、後任監督問題が話し合われる。技術委員の中には日本人監督を推す委員もおり、ドイツ誌は元カメルーン代表監督のシェーファー氏（６８）が候補とも報じている。