田嶋会長、次期代表監督に「日本人監督も選択肢に入ってくる」

スポーツ報知
田嶋会長

 日本サッカー協会の田嶋幸三会長(60)が21放送のフジテレビ系「週刊フジテレビ批評」(毎土曜・前5時半)に出演し、次期日本代表監督の選考基準を示した。

 次期監督について田嶋会長は「あくまで技術委員会があり、今は関塚技術委員長がいて、いろんな方たちの意見を聞いて決めています」とした上で、「例えばザッケローニさんの時は欧州チャンピオンズリーグで指揮をしたことがある方っていうクライテリア(判断基準)を作った。2014年W杯で残念ながら好成績を残せなかった時に、W杯に出てなきゃダメだよねっていうことで、W杯で指揮を取った人ってしたわけです。そのクライテリアを持ち続ければ日本人監督でできるのは、岡田武史さんに今度、西野さんが加わった。そういう風にしかならないわけで、これではいつまで経っても日本人指導者を挙げるわけにはいかなくなってしまう」と持論を展開した。

 その上で「今度日本人指導者になるかは分かりません」とし、「ただ日本人指導者でもしっかりできることを今回、西野さんが示してくれたし、日本らしいサッカーで世界と対等にやって感動させられることができることを証明してくれたわけですよね。だとすると、日本人監督も選択肢として入ってくるだろうということは技術委員会の中で議論してくれています。その上で最終的にどうするかを決め、理事会にはからないといけないと思っています」と話した。

 さらに日本代表と五輪代表の監督兼務について「負担はあると思います。それからスタッフもその覚悟があるかないかを含めて簡単ではないというのは分かっている」としたが、「ただメリットもあると考えています」とも述べた。そして「技術委員会が次の監督を議論していく中でどういう人の名前が挙がり、そういう人と話していくなかで覚悟を持ってできる方がいらっしゃるかどうかっていうことだと思ってます。兼務ができるかできないかで言えばトルシエさんの時はできたし、今のブラジル代表のチッチさんもそれに近い形で世代交代していったのも事実です」と説明していた。

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