森保監督、いきなり兼任の試練…A代表メンバー発表とU21アジア大会決勝が丸かぶり

スポーツ報知
A代表と五輪代表の今後の予定

 日本代表とU―21日本代表を兼任する森保一監督(49)が29日、ジャカルタ・アジア大会参加中に開催される最大5節分のJリーグ視察について、日本協会職員かU―21スタッフに託す考えを明かした。この日はJ2水戸―愛媛を視察。「協会の方々に、選手を見る目を持っている方々がそろっている。頼みながら、お願いしながらやっていきたい」と話した。

 兼任監督ならではの試練だ。U―21代表が出場するアジア大会に向け8月12日に日本を出発予定。14日の1次リーグ初戦でネパールと対戦し、決勝まで進めば9月1日まで現地に滞在する。

 一方でA代表監督としての初陣となるチリ戦(9月7日・札幌ド)も迫る。チリ戦に向けた国内合宿は9月3日から開始の可能性が高く、公式戦を戦いながらA代表の選手選考を進める必要があり、その材料となる選手データを「オールジャパンで」集めていくという。

 U―21代表が勝ち進んだ場合、通常は国内で行うA代表のメンバー発表会見(8月下旬予定)をジャカルタで開く可能性もある。広島にある自宅とは別に、都内に拠点をつくることを決意した。「自分一人では不可能。周りの方々の力を借りながらなら可能」と話していたが、初陣に立つ前からサポートが必要な状況に。02年日韓W杯で16強入りしたフィリップ・トルシエ氏以来2人目の兼任監督には、多忙な日々が待っている。(内田 知宏)

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