【U21】“最後の砦”GKオビ「PKも絶対止める」19日強敵ベトナム戦

スポーツ報知
練習でボールをキャッチするGKオビ

◆アジア大会2018

 サッカー男子のU―21日本代表は19日に同率首位で並ぶベトナムと対戦。引き分けの場合はPK戦となるが、GKオビパウエルオビンナ(20)=流通経大=がPK職人になることを誓った。ジャカルタ・アジア大会は18日に開幕する。

 最後の砦(とりで)はこの男だ。ベトナムは今年1月に中国で行われたU―23アジア選手権で準優勝した強敵で、すでに日本と共に1次リーグ突破が決定。両チームは勝ち点、得失点、総得点で並んでおり、引き分けに終わった場合はPK戦で決着をつける。右膝打撲のGK小島に代わり、先発が濃厚なオビは「もちろん90分で勝つのが一番ですけど、PK戦でも絶対に止められる自信がある」と力強く言い切った。

 苦い思い出がある。森保一監督(49)が就任後初の活動となった昨年12月のM―150杯(タイ)。U―23ウズベキスタンとの決勝は2―2でPK戦までもつれ込んだが、オビは1本も止めることができず、3―4で敗れた。「PKで勝てなかったのは自分の責任」と痛感した。流通経大に戻ってからは、PK戦用の足の運び方や跳ぶタイミングなどを特訓。PK戦への苦手意識は吹き飛んだ。

 2位に回れば、16強でいきなりFW孫興民らオーバーエージを擁すV候補の韓国と激突することが濃厚。優勝の可能性を広げるためにも首位突破は必須だ。「3戦全勝で決勝トーナメントに進みたい」という守護神が、後方からチームを支える。

サッカー

×