森保監督、就任3連勝!新世代大暴れ「世界強豪と同じ目線で戦えた」香川ら待望論の恐れ一掃

スポーツ報知
ウルグアイに勝利し笑顔でスタッフと握手する森保監督(カメラ・竜田 卓)

◆キリンチャレンジカップ2018 日本4―3ウルグアイ(16日・埼玉スタジアム)

 金星をつかみ取った。森保監督は「(ロシアW杯で得た)日本サッカーの自信を、国内の選手も含めて持ってくれたことが、今日につながったと思う」と振り返った。ロシアW杯16強の日本が8強のウルグアイを撃破。FIFAランク5位以内の相手からの4得点は最多で、ランク49差を引っ繰り返した勝利も過去最大。記録ずくめの勝利で、最も喜んだのは「(世界強豪と)同じ目線で戦えた」ことだった。

 攻めの姿勢を自ら示した。ロシアW杯経験者が先発に並んだ中、2列目だけはMF中島、南野、堂安とW杯未経験の若手を並べた。攻守に影響を与えるポジションに並べるのは勇気がいる決断だが、「チームとして攻撃の姿勢をもってアグレッブに戦っていこう」と就任時からの言葉を貫いた。合宿中は練習のほとんどを攻撃に費やし、3試合10得点と結果につなげた。

 ロシアW杯でFIFAランク3位(当時)のベルギーと8強入りをかけて対戦した。逆転負けを喫したが、指揮官は「同じ目線で戦っていた」と評価。強豪に卑下することない姿勢を、若手がいるこの試合でも求めていた。「目標の(W杯)ベスト8以上に行くためには、彼らと互角に戦わなければいけない」という思いからだった。

 「まずは常に世界のトップのチームと常に互角に戦うことができるようにしていくことが、目標を達成していく可能性を上げると思う。今日はホームでしたけど、アウェーでもできるようにしたい」と森保監督。若手3人が活躍できなかった場合は、MF香川、乾らのベテラン待望論が高まる恐れもあった中で、得た勝利。来年1月、優勝を目指すアジア杯へ向けても大きな1勝となった。

(内田 知宏)

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