2列目最年長の27歳MF原口「僕は別にスポットライトを浴びようとは思っていない」

スポーツ報知
練習前にボール回しを行う槙野(左)と原口

 日本代表は12日、大分県内で親善試合・ベネズエラ戦(16日・大分)に向けたトレーニングを開始した。この日は雨の中、リフティングなど軽めに体を動かした。ドイツから帰国し、代表に合流したMF原口元気(27)=ハノーバー96=は「(来年1月の)アジア杯を勝つというのが一番近い目標。今回はアジアを見据えた相手ですし、(森保)監督も言っていましたけど、個人の良さを出すことと、組織の良さを出せるようにやっていきたい」と今合宿のテーマを語った。

 ロシアW杯は主力のひとりとしてベスト16に貢献した原口だが、森保ジャパンでは厳しいポジション争いを強いられている。MF南野、中島、堂安という若手の台頭で、レギュラーポジションが保証されていない。しかし「自分がどういうことをできるかは理解しています。良いときも悪い時も、粘り強くプレーしたい。(若手は)本当に素晴らしい選手たちなんで、僕が上にいるとも思っていない。競争を楽しんでやっていきたい」と現状を前向きに受け止めていた。

 若手ばかりに注目が集まる状況だが「彼らが脚光を浴びているのは、すごく良いことだと思っているので。でも僕は別にスポットライトを浴びようとは思っていない。粘り強く、日本代表のためにやれればいい」と語った原口。しかし勝って当然という状況下で戦うことも多いアジアでの戦いを見据え「難しさはある。これがアジアカップになってうまくいかないときとかに、もしかしたら自分の良さが出るのかなと思います」とも。2列目では最年長の27歳は、自らの持ち味と経験を生かし、チームに貢献することだけを見据えていた。

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