森保監督、アジア杯制覇へ香川ぶっつけ招集も　２８日欧州ＣＬ視察

　森保一監督（５０）は今週末からの欧州視察で、これまで招集していなかったＭＦ香川真司（２９）＝ドルトムント＝の視察を行うことを明かした。

　森保監督が来年１月のアジア杯（ＵＡＥ）を見据え、５試合で招集してこなかったＭＦ香川を視察に出向くことを示唆した。この日、愛知県内で報道陣に対応し、今週末からの欧州視察で「選手を見に行きます。ドイツに行って、選手を見るということ。ＣＬを見ます」と明かした。２８日に行われる欧州ＣＬドルトムント―クラブ・ブルージュを視察すると見られる。

　これまでの５試合で選考を進め、主力組と控えの差が１つの課題として出た。基本的にはアジア杯も「（メンバーの）ベースは９、１０、１１月のキリンチャレンジ杯」という考えだが、初めて臨む公式大会では結果が求められる。「（招集していないロシアＷ杯組で）いつ呼んでも機能するだろうなと感覚的に思っている選手もいる」と香川の初招集を視野に入れて、欧州組をチェックする。

　香川は直近の公式戦１０試合で、ドイツ杯の１試合に出場したのみ。ドルトムントで出場機会を失っており、状態面が懸念される。森保監督は時間とタイミングが合えば、選手との面談や練習の視察で確認する考え。ドイツのほか、ベルギーにも視察に出向く予定だ。