森保監督、鎌田大地に代表の力「十分にある」…欧州視察から帰国

スポーツ報知
森保監督

 日本代表の森保一監督(50)が3日、欧州視察を終え、帰国した。10日間でベルギー、ドイツを回り、MF香川真司(29)=ドルトムント=らの状態をチェック。特にベルギー1部で今季11試合9得点をたたき出すMF鎌田大地(22)=シントトロイデン=を高く評価し、代表入りの力が「十分にある」と断言した。

 鎌田は17年夏に鳥栖からドイツ1部フランクフルトに完全移籍し、今季から期限付き移籍先のベルギーでプレーしている。11月25日のアンデルレヒト戦で1得点を見届けた同監督は1・5列目左のプレーに「よりゴールに近い所でプレーしていて結果も出ている」と称賛。MF南野ら若手が台頭する2列目の現有戦力と「比較しながら見ていきたい」と選考レースに加わる器だと判断した。

 来年1月にはアジア杯が控える。2列目は、他にも香川、MF宇佐美(デュッセルドルフ)のチェックにも出向いた。10月以降で公式戦1試合の出場にとどまる香川については「練習の中でも存在感はありました」と森保監督。実力が伯仲する2列目候補に、新星が加わった。(内田 知宏)

 ◆大迫&元気も

 森保監督はシントトロイデン、ドルトムント、デュッセルドルフに加え、FW大迫のブレーメン、MF原口らのハノーバーに足を運んだ。各クラブのスタッフにも接触。多くのクラブから、選手のコンディションやプレーを示すデータの相互提供について合意を得られたという。「海外のクラブにも足を運んでコミュニケーション取る機会を増やしたい」と話した。

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