長友、決勝での敗北に危機感「もしかしたら最後になるかもしれない、代表は」

スポーツ報知
優勝を逃し、厳しい表情で表彰式を待つ長友佑都

◆アジア杯 ▽決勝 日本1―3カタール(1日、UAE・アブダビ)

 アジア杯決勝でカタールに敗れた日本代表DF長友は「もしかしたら最後になるかもしれない、代表は」と危機感をあらわにした。今大会は6試合に先発フル出場。しかし優勝に導けなかったことで「優勝に貢献できなかったので、これは監督自身もベテランを今後どうするのかは考えると思う。僕が逆の立場だったら、考えますから」とこの敗戦を機に、今後代表に呼ばれなくなる可能性を危惧した。

 チーム最年長の32歳は「優勝していたら、精神的にも支えてくれたとか、そういう評価も出てくるのかもしれないですけど、優勝しなければ何の価値もない」と自らをばっさり。さらにアジアのレベルが上がってきたことに「W杯出られるかもわからないですよ。その危機感はありますよ」と続けた。

 それでも「サッカー人生を考えた時には、この悔しさが原動力になると思うので。そういう意味では大きな価値があったかなと思います」とも語った。同じトルコ1部のベシュクタシュに元日本代表MF香川が加入したこともあり「(香川)真司と同じ街で、ライバルチームにはなりましたけど、戦えるとは思っていなかったんで。トルコのサッカーを盛り上げたいですよ、日本人が」とクラブチームでの活躍も誓った。「根性いれてやります」と取材を締めくくった男は、再び代表に呼ばれる価値を自ら証明するつもりだ。

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