ヘディング指導の秋田豊氏「びっくりする成長」 なでしこ国内合宿3日目

スポーツ報知
ヘディングを指導する元日本代表DF秋田豊氏(中央)

 サッカー女子日本代表のなでしこジャパンは22日、米国で開催する女子の国際親善大会「シービリーブス杯」に向けた国内合宿3日目をJヴィレッジ(福島・広野町、楢葉町)で行った。昨日に続き、元日本代表DF秋田豊氏(48)が特別コーチとしてヘディング強化のための指導をした。

 同大会で戦う米国、イングランド、フランスや6月開幕のフランスW杯で対戦する相手の体格差を想定し、筑波大男子サッカー部の選手とともに練習。約1時間半のトレーニングでは、最高打点でボールを頭に当てる練習や、セットプレーでのポジショニング、クロス対応などを反復した。

 DF市瀬菜々(21)は、「今までヘディングでボールを遠くに飛ばせないときの原因が分からなかった。ボールのあてどころとか、自分の中ではっきりした」とコツをつかんだ様子だった。

 21日夜のミーティングでは、秋田氏が選手にアドバイスをした。この日の練習後には「今日見たら、びっくりするくらい成長していた。基礎を学ぼうとする意欲がすごくある」と振り返り、日本代表に対し「伸びしろがまだまだある。今までやってきたことをピッチで表現できれば、大会でもいい結果が出ると思う」とエールを送った。

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