なでしこジャパン完敗 イングランドに0-3 6月W杯へ課題

スポーツ報知

◆サッカー女子国際親善大会 シービリーブス杯 最終戦 イングランド 3-0 日本(5日、フロリダ州タンパ)

 FIFAランク8位のなでしこジャパンは、同4位でフランスW杯1次リーグで同組のイングランドに0―3で敗れた。米国、ブラジルとの総当たり戦を1勝1分け1敗で終え3位。イングランドが2勝1分けで優勝した。

 6月のフランスW杯開幕まであと約3か月。なでしこジャパンがイングランドに完敗した。総合力の底上げのため、この試合でも18歳FW遠藤ら国際Aマッチ経験の少ない選手を積極的に起用。だが、距離感を修正できないままスローインの流れなどから前半に3失点し、高倉麻子監督(50)は「やられ方がシンプル。まだまだチーム力が足りない」と表情を曇らせた。

 主力のFW横山やFW籾木が入った後半は攻撃のリズムを取り戻したが、点差は埋まらず。司令塔のMF長谷川は「イングランド戦が全て。W杯直前にこういう試合をしてはいけない」と、現状の課題が詰まった敗戦を受け止めた。16年の新チーム発足後、FIFAランク上位の相手に勝ったのは昨年4月のアジア杯(ヨルダン)決勝のオーストラリア戦のみ。目標とするW杯優勝へ、この経験を良薬にするしかない。

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