香川がロシアW杯以来の代表合流へ 「競争は歓迎。また新たなスタート」

スポーツ報知
ロシアW杯での香川真司

 ベシクタシュの日本代表MF香川真司(30)が16日、ホームで行われたギョズテペ戦で後半45分までプレーし、1―0の勝利に貢献した。

 この日はトップ下で、3試合ぶりに先発。ポジションを争うセルビア代表MFリャイッチと同時起用となったが、「苦しかったですね」と振り返るように、効果的には機能しなかった。それでもチームは後半1分に先制点を奪うと、タフな試合の中で、同45分に交代するまでプレーした。「内容的にも非常に激しい試合の中で、こういう試合がやれたことは非常にポジティブ」と話し、手応えを口にした。

 18日からはロシアW杯以来9か月ぶりに日本代表に合流する。17日に30歳となって迎える代表について「フレッシュですね。個人的にはまた新たなスタートだなと思っています」と意気込んだ。自身が不在の間に24歳MF南野や20歳MF堂安ら若い選手が台頭。2列目で若い選手たちとポジションを争うことになる。「それはもう歓迎です。競争がなかったら、僕たちはもっと上には成長できない。もっと激しい、レベルの高い競争が今後生まれていかないと、ヨーロッパには到底追いつけない」と覚悟はできている。

 1月のアジア杯(UAE)もしっかりテレビで観戦。トルコではアジア杯に参加したDF長友と食事をした時に、森保ジャパンの談議にもなった。「もちろん代表の話もしました。彼(長友)からの情報も頭に入れながらやりたい。でも今回は彼も、(吉田)麻也もいないのでね。まずは自分自身がいい準備をして臨まない限り、下の世代にも見せられるものもないと思う。でも自分自身は経験があると思うので、自分がやれることをやりたい」と引っ張る気持ちでいる。

 日本代表の森保一監督(50)とは、2007年のU―20W杯(カナダ)、そしてロシアW杯でも、コーチと選手として一緒に戦った。「昔から知っていることは非常にメリットでもあるし、楽しみですね。日本人監督ですし、これから長い期間でいい関係が築いていけると思う。コミュニケーションをうまく取りながら、いいチームになっていきたいと思います」。自身の力を森保ジャパンに還元する準備はできている。

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