GK東口“世界との差”を成長の糧に

スポーツ報知
調整するGK東口

◆国際親善試合 日本―ボリビア(26日・ノエビアスタジアム神戸)

 GK東口が、感じた“世界との差”をさらなる成長の糧として、正守護神争いに挑む。先発したコロンビア戦(22日)では後半19分のPKで、コロンビアFWファルカオと対峙(たいじ)した。ゴール右へのシュートに反応したが、左手に触れたボールはそのままゴールイン。「あのPKをしっかり止めていたら0で終われていた」と振り返った。

 PKの場面、ファルカオが助走中に一度スピードを緩めるフェイントをかけ、一瞬の遅れが生じた。「コースが当たっていた分、はじき出したかった」。悔しさは残るが、世界的点取り屋との駆け引きの経験は、新たな引き出しとなるはずだ。

 GKからのビルドアップを求める森保監督の戦術に対応しようと積極的にパスをつなぐ意識も見せた。しかし、後半は前線から重圧をかけてきた相手に対し「空いているところを見つけられなかった」と反省。一方で、DF冨安ら若いセンターバックとのスムーズな連携など手応えもあった。ボリビア戦はGKシュミットが起用される可能性が高いが、競争は続く。1月のアジア杯は出場がなく、悔しさに打ち震えた32歳GKは、まだまだ成長を止めるつもりはない。(金川 誉)

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