【札幌】小野、98日ぶり公式戦先発へ「いい準備は出来ている」

2018年7月11日7時0分  スポーツ報知
  • 右足でシュートを放つMF小野

 J1北海道コンサドーレ札幌MF小野伸二(38)が、98日ぶりにピッチに帰って来る。札幌は11日、天皇杯3回戦のJ2福岡戦に臨む。左足首痛で4月4日のルヴァン杯・清水戦を最後に戦列を離れていたベテランは10日、他の17人のメンバーとともに福岡入り。試合前日のミニゲームでは後半に主力組のボランチに起用され、福岡戦でも先発の可能性は大。18日再開のリーグ戦(対川崎戦)へ、経験豊富な頼れる男が白星で弾みをつける。

 進化を形にする時が来た。4月4日の清水戦以来、98日ぶりとなる公式戦。小野は気持ちの高ぶりを、しっかりと言葉にした。「いい準備は出来ている。集中して戦って、J1とJ2との差を見せたい」。格の違いを結果で示し、5年ぶりの4回戦進出を果たす。

 力を発揮すべく、じっくりと準備してきた。左足首痛が癒え、5月19日に全体練習に合流。6月6日の天皇杯2回戦での復帰も視野に入れていた。しかし19試合を残すリーグ戦へ、万全を期し、時を待った。おかげで痛みは完全に消えた。18日に控えるリーグ再開のホーム・川崎戦へ「来週からリーグ戦が始まる。そこに向けても、自分たちの良さを出していきたい」と勝利で勢いをつける。

 自身の状態だけでなく、チームの成長も感じ取っている。W杯による中断期間での効果を「コミュニケーションという部分は前より深まっている」と強調した。

 ミハイロ・ペトロヴィッチ監督(60)はボールを持たない選手の動きについて、細部にまでこだわり、指導を重ねた。一方で、選手たちは個性と強みを加え、組織力向上にも努めてきた。「いい形が作れると思う」。感じている手応えは、小野がピッチで存分に表現する。

 福岡戦ではボランチでの起用が濃厚だが、10日の練習では、より攻撃的な位置、シャドーストライカーにも入った。「どこであってもやることは頭に入っているから」。豊富な経験に裏打ちされた独特のリズムとパスセンスで、攻撃の流れを一変させられる小野が完全復活を遂げた先に、札幌のさらなる躍進が見えてくる。

(砂田 秀人)

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