【川崎】水戸にPK戦の末辛勝し、天皇杯16強! 中村「1―0で終わらなきゃ」

スポーツ報知

◆天皇杯3回戦 川崎1―1(PK4―2)水戸(11日、ケーズデンキスタジアム水戸)

 時計は後半ロスタイム3分をさしていた。川崎にとっては右サイドからのCK。水戸MF船谷からのボールをDF冨田に頭で合わせられた。1―0のまま試合は終わるかと思った土壇場で試合は振りだしに戻った。「1―0で終わらなきゃいけない試合だった」とMF中村。まさかの同点弾をくらった。

 前半4分に敵陣でMF中村がボールをカット。左からクロスをあげ、DF谷口が頭で合わせて先制した。「立ち上がりから勢いよくいこうとは話しあっていた。早い時間帯に点を取ったことは評価していい」と背番号5。だが、「いい形で点を取れたが、自分たちでどんどんどんどん足を止めてしまった」と鬼木達監督(44)。追加点が奪えず、最後の最後で失点。自分たちが招いたものだった。

 延長でも決着が着かず、ABBA方式のPK戦では相手が2本を外したが、川崎はFW知念、MF下田、MF中村、MF長谷川が決めて、4―2で勝利。「今日のところは勝ったことだけが良くて、反省すべきところが多かった」と指揮官。辛くも4回戦進出。8月22日の4回戦ではJ1湘南と対戦することになった。

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