【鳥栖】トーレス「佐賀牛はおいしいね」ノーゴールもチームを活性化

スポーツ報知
後半、ボールを追う鳥栖・フェルナンド・トーレス

◆明治安田生命J1リーグ第18節 鳥栖0―0磐田(28日・ベストアメニティスタジアム)

 鳥栖に今夏から加入した元スペイン代表FWフェルナンド・トーレス(34)がJリーグ初先発し、後半34分までプレーした。

 移籍後初得点はならなかったものの攻撃を活性化。前半24分、左サイドで相手DFに囲まれたが、ターンしながら2人の間を抜けて交わした。後半10分には、後方の味方からのロングパスを胸トラップし、ペナルティーエリア中央へ進入。目の前のGKの頭を超えるように右足の爪先で高く上げたボールは、惜しくもGKの左手にセーブされた。24日に鹿島から移籍を発表してから、わずか2日のチーム練習で先発したFW金崎夢生(29)と2トップと形成。何度も好機を演出したが、得点は奪えなかった。

 試合後、トーレスは「前節よりいい感覚を持てた。90分出場する気持ちがすでに整っている。彼(金崎)も含めて、チームとしていい連係が取れると思った」と手応えを話した。日本の生活にも慣れてきたようで「日を重ねるごとに、日本が好きになっている。食事もおいしいし、家族も(日本での生活が)心地よく感じている」。お気に入りの日本食は、との問いには「鉄板焼き、天ぷら、佐賀牛はおいしいね」と、鳥栖サポーターにはうれしい一言もあった。

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