【鹿島】昌子源「半端ない味方がついた」9位沈む常勝軍団に「ジーコ・スピリット」注入

スポーツ報知
鹿島の練習で、スタッフと笑顔で言葉を交わすジーコ・テクニカルディレクター(中央)(カメラ・岡島 智哉)

 テクニカルディレクター(TD)として16年ぶりに鹿島に復帰した元日本代表監督のジーコ氏(65)が4日、チームに合流し「ジーコ・スピリット」を注入した。

 リーグ戦9位と苦しむチームの全体練習前に「全力でピッチに立て。試合だけじゃなく、ここ(練習場)でもだ。『また次に頑張ろう』ではキャリアが終わってしまう。きょう頑張るんだ」などと9分間のゲキ。DF内田篤人(30)は「原点に戻れます」、DF昌子源(25)も「何でも聞きに来てくれと言われた。半端ない味方がついた」とうなずいた。

 今後はTDとしてチーム編成や強化に携わる。契約は12月末まで。ジーコ氏は「(16年の)クラブW杯準優勝で世界的に知られるクラブになった。普通は『次は優勝だ』と考えるものだが、なぜかあの2位からチームが停滞あるいは衰退している」とバッサリ。この日は中東との争奪戦を制したブラジル人MFセルジーニョ(23)が来日し「ジーコの期待に応えたい気持ちで即決だった」と話すなど“ジーコ特需”が生まれている。レジェンドの“入閣”で常勝軍団復活の機運が高まる。(岡島 智哉)

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