【札幌】石川直樹、3戦ぶり先発出場へ気合 鼻骨骨折完治せずも

スポーツ報知
ボールを奪いにいくDF石川直樹(右)

 3試合ぶり先発へ、J1北海道コンサドーレ札幌DF石川直樹(32)が不屈の精神を持ってピッチに立つ。札幌は8日、ホーム・C大阪戦(11日)に向け、宮の沢で試合形式の練習を行った。左内転筋痛で欠席したDF福森晃斗(25)に代わって主力組に入った石川は「声がかかった時に力を出せるよう、しっかり準備したい」と態勢を整えていく。

 前回先発した7月22日・磐田戦で鼻骨を骨折した。3バックの中央でピッチに立ち、0―0の勝ち点1取りに貢献した負傷は完治していない。「顔を洗った時に触れると痛い」状態だが、屈しはしない。「鼻を折るのはDFの宿命みたいなもの。もう3回目だし、ヘディングの怖さもない」。新潟時代の2012年に装着したフェースガードも試合途中で外したように、保護することなく練習を続け、1日の長崎戦にも途中出場した。今季初となる札幌ドームでのスタメンでも闘志を示す。

 5日の柏戦に敗れ、順位は4位のままだが、10位・清水との勝ち点差が3と混戦に入った。それでも石川は「積み上げてきた成果が4位なんだから。危機感ではなく自信を持っていい」と強調し、こう続けた。「現状うんぬんじゃなく、一戦一戦、勝っていく。そこに集中するだけ」。まずは2試合ぶりの勝ち点3取りへ、全精力を傾ける。(砂田 秀人)

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