【鳥栖】関東初見参のトーレス、無得点にも「大事な引き分け」

スポーツ報知
前半31分、ボールを競り合う鳥栖のフェルナンド・トーレス(右)。左は川崎・車屋  (カメラ・頓所 美代子)

 ◆明治安田生命J1リーグ第22節 川崎0―0鳥栖(15日、等々力)

 FWフェルナンドトーレスが、敵地川崎戦での勝ち点1獲得に貢献した。加入後、5試合連続先発出場(出場は6試合目)。ダイナミックなボレーでのサイドチェンジから数少ないチャンスにつなげ、パスを受けたゴール前では切り返しを試みて、得点の臭いを醸し出した。だが、王者川崎を相手に劣勢に立たされる中、シュートは2試合連続0本に終わった。「好機はなかったが、よく守れた。大事な引き分けだ」と試合を振り返った。

 鳥栖関係者によると、日々の練習では、FW金崎と並び最初にグラウンドに顔を出し、準備。練習後も体のケアに時間を割く。真剣な取り組みがチームメートに与える影響は大きいという。マッシモ・フィッカデンティ監督は日本の生活、サッカーへの順応に時間がかかることから「彼が来たことで、チームの課題を救うのは無理な状況」としながらも、「(鳥栖の)スピリットを理解して、それを体現しようとしてくれている」と評価していた。

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