【鳥栖】トーレス、J1初ゴール!天皇杯に続き2戦連発

スポーツ報知
後半41分、ヘディングでゴールを決めた鳥栖・フェルナンドトーレス

◆明治安田生命J1リーグ第24節 鳥栖3―0G大阪(26日・ベアスタ)

 鳥栖は元スペイン代表FWフェルナンドトーレス(34)がJ1初ゴールを含む1得点2アシストと全ゴールに絡み、G大阪に3―0と快勝。来日初ゴールを決めた22日の天皇杯・神戸戦に続く公式戦2戦連発で“神の子”が真価を発揮し始めた。

 待望のJ1初ゴールは、豪快なダイビングヘッドだった。2点リードの後半41分。鳥栖FWトーレスはゴール前での動き直しでフリーとなると、右サイドからのクロスに体を投げ出し、頭でゴールへと押し込んだ。8試合目で生まれた待望のJ1初ゴールにスタジアムは大盛り上がり。「みんな喜んでるからうれしい。私たちはチームとして、どんどん良くなっている」と笑顔で振り返った。

 後半3分にポストプレーでFW小野の先制点をアシスト。同14分に元日本代表FW金崎の動きを見極めてパスを届け、“相棒”の鳥栖移籍後初ゴールをお膳立てした。「ゴールも決めたし、アシストもできた。完璧な一日です」と納得の表情を浮かべた。

 得点感覚に加え、光ったのがヘディングの技術。G大阪DF藤春は「味方をしっかり見て流す技術の高さがあった。(カウンターを武器とする)鳥栖に合っていた」と舌を巻いた。34歳となり、全盛期ほどスピードはないが、技術は全くさびついていない。スペイン代表としてW杯優勝経験もある熟練のストライカーが、16位と低迷するチームを上昇気流に乗せようとしている。(金川 誉)

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