【仙台】野津田、9・1清水戦で復帰有力「もう大丈夫」

スポーツ報知
梁(右)のプレスをかわしてシュートを放つ野津田

 J1ベガルタ仙台の攻撃の要・MF野津田岳人(24)が、9月1日のホーム・清水戦での復帰が有力だ。29日は仙台市・泉サッカー場での全体練習に参加。7月中旬の負傷離脱後、初めてゲーム形式の練習を行った。1本目で早速、主力組に入ってプレー。野津田は「もう大丈夫。次の試合からいけます」と意気込んだ。

 トレーニング中に右足ハムストリングス(太もも)の肉離れを発症、離脱するまで、今季はリーグ戦14試合に出場。シャドー(下がりめのFW)、ボランチ、インサイドハーフと複数のポジションをこなしてきた。J1屈指の豊富な運動量と正確なパスによる展開、左足の強烈なシュートを兼ね備え、チームの攻撃を活性化させる貴重な存在だ。

 仙台は、今季チームトップの11得点を挙げるFW西村拓真(21)が、ロシアの強豪クラブ・CSKAモスクワへの移籍が濃厚。若きエースストライカーが欠ける状況で、野津田の復帰は明るいニュースだ。現在順位は8位だが、勝ち点差3で4位の札幌を追いかける。「あとは練習のミニゲームの中で感触を確かめていく。体の状態はいい感じ」と自信をのぞかせる背番号16。主力の復活で、チームは目標のトップ5入りへ突き進む。(小林 泰斗)

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