【川崎】MF大島、G大阪を警戒「個のところを見れば能力の高い選手が多い」

スポーツ報知
日本代表に選出された川崎MF大島(左はFW赤崎)

 J1川崎は30日、川崎市内の練習場で紅白戦などを中心に調整した。

 9月1日にはリーグ、G大阪戦(パナスタ)。8月は4勝1分け1敗で勝ち点13を重ね、首位の広島とは勝ち点6差(消化試合1少ない)だ。十分に逆転Vを狙える位置につける。G大阪は現在17位とJ1残留争いに巻き込まれている。だが、鬼木達監督(44)は「相手どうこうは考えないように伝えている。広島戦が終わった時点で自分たちは自分たちのできることをやりつづけることしかないと言っている」と話した。MF大島も「個のところを見れば能力の高い選手が多い。そういう風に見てますし、僕らもそういう(残留争いのような苦しい)立場にもなり得るという危機感はある」と警戒した。

 この日は控え組が主力組から得点を奪うなど内なる戦いもしれつになってきている。「後から出てくる選手が力をつけているのも安定して戦える1つの要因」と話し、チーム力の底上げにも成功している。MF斎藤、鈴木、FW知念らの成長がチームの成長にもつながっている。

 9月に親善試合を控える新生日本代表にはFW小林、MF大島、DF車屋の3人が選出された。「選ばれるだろうなって予想はしてましたし、本人たちもフレッシュにいけると思う」と指揮官は話した。これにより代表期間中に行われるルヴァン杯準々決勝の鹿島戦は2試合3人を欠く。それでも「苦しいところもあるけど、楽しみというか、ワクワク感はあります」。主軸の3人を欠くが、その代わりに出場する3人に期待も寄せている。

 リーグ戦では勝ち続けることで首位の広島にプレッシャーをかけ続ける。そしてルヴァン杯ではチーム力を高めるための大事な2戦となる。J連覇へひたすらまい進するのみだ。

サッカー

×