【なでしこ】マイナビ仙台のU20W杯日本代表コンビ高平&鈴木、リーグ戦でも輝く

スポーツ報知
鋭いパスを出す高平

 なでしこリーグ1部・マイナビ仙台は約3か月ぶりのリーグ戦再開となるアウェー・長野戦(8日)に向けて仙台市・泉パークタウンサッカー場で調整。8月24日にU―20日本代表として初のW杯制覇に貢献したルーキーDF高平美憂(18)とGK鈴木あぐり(19)も後半戦に向けて気合を入れて練習に励んだ。

 世界の舞台で優勝の歓喜を経験したが、2人とも決勝戦でプレーすることはできず、選手としては悔しさが残る大会だった。高平は、全6試合のうち3試合に出場も、先発は準決勝の1試合にとどまった。高平は、「代表ではより攻撃的なサイドバックが求められている。前への意識を高めていきたい」と意気込んだ。仙台では、一段高い位置の左のサイドハーフでもプレー、攻撃の幅を増やしている。

 鈴木は、4月半ばに左足の靱帯(じんたい)を損傷。全治3か月の診断を受け、代表選出も危ぶまれる状況だったが、コンディションを整えメンバー入り。しかし、1次リーグの1試合のみの出場に終わり「優勝はできたけど、個人としては悔しい。仙台で試合に出ること、結果にこだわる」と闘志を見せた。

 仙台は現在リーグ8位と低迷中。世界で経験を積んだ若い力を生かしながら、後半戦の残り9試合、巻き返しに挑む。(小林 泰斗)

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