ラモス瑠偉氏が涙 加藤久氏、メキシコ市五輪銅メダルチームと日本サッカー殿堂入り

スポーツ報知
第15回日本サッカー殿堂に選ばれたラモス瑠偉氏(左)と加藤久氏は記念プレートを贈呈され笑顔

 「第15回日本サッカー殿堂掲額式典」が、日本サッカー協会創立97周年記念日の10日、都内で行われた。

 殿堂入りが決まった元日本代表の加藤久氏(62)とラモス瑠偉氏(61)、1968年メキシコ市五輪で銅メダルを獲得した日本代表チームが式典に出席。記念のレリーフなどが手渡された。

 ラモス瑠偉氏は「まさかこんな日が来ると思わなかった。サッカー人として認められるまで日本を離れないと思ってやった。香港のチームから3倍の給料の話はあったけど、松木安太郎が気を使ってくれたり、松木がいなかったら、香港に行っていた。恩人です。まさか、ここまで…」と言うと声を詰まらせ、目に涙をためた。「私はうまいと思ったことはないです。努力したからここまで来た。努力は裏切らない」と続けた。

 加藤氏は86年メキシコW杯のアジア最終予選で韓国に敗れて初出場を逃したことに触れ、「10年前にプロ化していた韓国とは実力差がありました。負ける運命だったのかも。でも、それが日本のプロ化につながった」と話していた。

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