【神戸×G大阪】目標に向け、ともに崖っぷちの阪神ダービー 今夏“トレード”の両FWが古巣戦を前に闘志

スポーツ報知
15日に古巣のG大阪と対戦する神戸・長沢

 7位・神戸と17位・G大阪の“阪神ダービー”が、15日にノエビアスタジアム神戸で行われる。リーグ戦2連敗中の神戸は、目標とするACL圏内の3位以内浮上へ向け、もう負けられない状況。一方でJ2降格圏の17位と苦しむG大阪も、残留に向けて負けられない状況だ。

 今夏、G大阪から神戸に期限付き移籍したFW長沢は14日、神戸市内での練習後に取材に応じ「試合が始まれば、気持ちが入ってくると思う。今は楽しみな気持ちが大きい」と語った。通常、期限付き移籍の場合は保有権を持つクラブとの対戦では出場できない契約も多いが、長沢の場合は出場可能。「自分自身も出たい気持ちが強かった。神戸に勝利をもたらしたい」と約1か月前まで過ごした古巣を相手に、得点を誓った。

 一方、同タイミングで神戸からG大阪に完全移籍したFW渡辺も、この一戦にかける思いは強い。吹田市内での練習後「向こう(神戸)にとっては恩返しにはならないかもしれないけど、元気な姿をみせたいと思う」ときっぱり。15年から約3年半プレーし、主将も務めたクラブとの移籍後初対戦を前に、闘志をみなぎらせた。

 得点力の高いFWを求めていたG大阪が渡辺を求め、高さや運動量のあるFWを欲した神戸が長沢を求めて思惑が合致し、シーズン中に“トレード”が実現した今夏。移籍からわずか1か月後にやってきた両ストライカーの直接対決。ともに負けられない状況で、どちらがチームを勝利に導くことができるか注目が集まる。

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