【F東京】弱り目にたたり目 6戦勝ちなしに、次戦は日本代表DF室屋が出場停止

スポーツ報知
F東京のオウンゴールを誘い、笑顔を見せる仙台FW阿部(左端)

◇仙台1―0F東京(15日・ユアテックスタジアム仙台)

 F東京が仙台に0―1で敗れ、6戦連続勝ちなし(2分4敗)となった。

 6試合ぶりの勝利を狙ったF東京は、前半からチーム全体がハードワークし、ボールを支配。15分にMF高萩の強烈なミドルシュートが左ポストをたたくと、23分には相手DFのパスをカットしたFWディエゴオリベイラがシュートに持ち込んだ。相手にシュートを1本も打たせず、押し気味に試合を進めた。

 だが後半4分、カウンターを受けると、右サイドからの仙台FW阿部のクロスが、クリアしようと守備に戻ったMF東の足に当たり、不運なオウンゴールで先制点を奪われた。それでも長谷川健太監督(52)が「気持ちはだいぶ仙台ゴールに向いていた。球際も迫力は出ていた」と評価したように、以降は相手ゴールに何度も迫った。だが後半27分にゴール前で、日本代表DF室屋とFWリンスがお見合いするなど、ゴール前で決定力を欠いた。さらに後半45分には室屋が警告を受け、次戦の首位・広島戦は累積で出場停止となった。

 これで3戦連続無得点で、6試合連続勝ちなしと負のスパイラルにはまった。MF橋本は「いい試合はできていると思うけど、1点が入れば…というじれったい展開が続いている。俺が決めるという気持ちを持って、迫力を持っていかないといけない。技術じゃないところが大事だと思う」と前を向いた。

 次戦は22日に敵地で広島と対戦する。上位に踏みとどまるためにも負けられない一戦に向けて指揮官は「もっと思い切ったプレーができる選手が出てこないと。少し刺激を入れてもいいのかなと思っている。1週間考えていきたい」とテコ入れを示唆した。総力戦で苦境を脱する。

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