【清水】10年目・竹内、J1初ゴール「ちょっと夢かと思った」

スポーツ報知
前半10分、先制ゴールを決めて祝福される竹内(右から2人目)

◆明治安田生命J1リーグ第26節 柏2―3清水(15日・三協F柏)

 清水エスパルスは柏を3―2で下し、2試合ぶりに勝利した。前半10分、右膝痛から11試合ぶりに復帰したプロ10年目のMF竹内涼主将(27)がJ1初得点。後半7分にMF白崎凌兵(25)が今季1号、同36分にMF河井陽介(29)が加点した。

 “石の上にも10年弾”だ。竹内にとってJ1通算104試合目は忘れられない一戦となった。白崎の落としを受け、ペナルティエリア外から右足で仕留めた。「よくゴールの夢を見るのでちょっと夢かと思った」。試合後は珍コメントで報道陣を笑わせた。

 6月末のキャンプから長期離脱。「試合に出ることがゴールじゃなくて、試合で活躍することがゴール」と自分に言い聞かせ、リハビリに耐えた。公式戦のピッチは118日ぶり。「サポーターの姿を見て『今日は自分がやらなきゃ』って気持ちにさせてもらった」。中盤でバランスを取り、今季最多20本のシュートを放った攻撃を演出し続けた。

 ドウグラスが出場停止、黄錫鎬が左膝痛で先発を回避。攻守の要を欠く中で価値ある1勝を挙げ、9位に浮上した。次は21日にG大阪戦。「もっともっと決めたい」。頼れる主将の背中が、大きく見えた。(武藤 瑞基)

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