【神戸】吉田監督解任の理由 イニエスタ加入後にゴール数減少

スポーツ報知
イニエスタ

 神戸は17日、吉田孝行監督(41)の解任を発表した。吉田監督はクラブを通じ「私の力不足で満足のいく結果を出すことができず、クラブの成長をお見せすることができず、悔しい思いでいっぱいです。私はヴィッセル神戸が大好きで、現役時代からこのクラブでタイトルを獲ることが夢でした。現役引退後も全力で向き合ってきました。このクラブはまだまだ成長して、目標を達成できるクラブだと思います。このクラブへの愛情は尽きることはありません」とコメント。今後はスタッフとしてクラブに残ることも発表された。クラブは林健太郎アシスタントコーチ(46)を暫定監督に据え、午後には会見を行って新監督を発表する。

 今夏に元スペイン代表MFイニエスタを獲得した神戸。ACL出場圏内の3位以内を目標に掲げているが、直近のリーグ戦で3連敗して8位に後退した。イニエスタはここまで8試合に出場し、2得点1アシストをマークするなど圧倒的な技術の高さをみせているが、チームの成績は3勝1分け4敗。イニエスタ加入前は18試合で25得点と1試合平均で1・39得点をマークしていたが、イニエスタが出場した8試合では8得点と平均1得点にとどまっている。世界的名手が加入しても得点数が低下し、チーム成績が伸びていかないことで、クラブは監督をはじめコーチ陣の入れ替えを決断したとみられる。

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