【札幌】駒井、腕にギプスも「出るつもり」

スポーツ報知
ゲーム形式の練習でパスを出すMF駒井(中央)

 2試合ぶり復帰へ、J1北海道コンサドーレ札幌のMF駒井善成(26)が再スタートを切った。1日神戸戦で左腕(尺骨)を骨折し、別メニュー調整していたが、18日に札幌・宮の沢で行われた全体練習に加わった。

 4日に手術した腕には黒いギプスが巻かれているが「やるしかないので。次の試合に出るつもりでしっかり準備していきたい」と、23日のホーム・鹿島戦出場へ意欲をみせた。

 骨がずれた患部は、まだボルトで固定されている状態。この日も試合形式の練習にこそ参加したが「マックスの力でボールを取りに行くのはどうか」と漏らしたように、決して万全ではない。それでも「感覚を戻していかないと駄目なので。それができたのは良かった」と、実戦を見据えた一歩を踏み出した。19日以降も仲間と同じメニューをこなしながら、調子を上げていく。

 自身が欠場した15日川崎戦で、チームはクラブ最多タイとなる7点を奪われて敗れた。順位も5位に落ちたが「(4位の)仙台と勝ち点は同じだし、うちは1試合消化が少ない。自分たちの力でまた上に行けるんだから、大敗した次が大事」と気持ちを高めた。札幌ドームでの勝利を目指し、駒井が復活のシナリオを描く。(砂田 秀人)

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