【G大阪】今季初の3連勝で暫定14位浮上

スポーツ報知
G大阪・宮本恒靖監督(2018年9月1日撮影)

◆明治安田生命J1リーグ第27節 清水1―2G大阪(21日・IAIスタジアム日本平)

 G大阪が清水に1―2と勝利し、今季初の3連勝で暫定14位に浮上した。後半は清水の猛攻にさらされて31分には1点差に迫られ、同38分には清水DF立田のシュートが右ポストを叩く場面もあった。それでも同点ゴールは許さず、宮本恒靖監督(41)は「最後まで集中力を切らさず、少しの運にも助けられて勝ち点3をとれた」と安どの表情を浮かべた。

 攻と守の要が、ここにきて力を発揮し始めた。前半開始直後の28秒。MF小野瀬のクロスに韓国代表FW黄義助が飛び込み、オウンゴールを誘った。黄はさらに同26分に中央で合わせ、2試合連続の今季11点目。守っては森保ジャパンの初戦・コスタリカ戦で先発した日本代表DF三浦を中心に、リードを守り抜いた。

 黄は韓国代表として優勝を果たしたアジア大会で9ゴールを挙げて得点王となったことで「感覚が研ぎ澄まされてきた」と語る。一方、三浦には「日本代表に選ばれた以上、Jリーグでは違いを見せないといけない」という覚悟が芽生えた。低迷するチームの中で本来の力を発揮しきれていなかった2人が、代表招集をきっかけにトップパフォーマンスを取り戻しつつある。

 22日に試合がある横浜M、鳥栖、柏など残留を争うチームに先んじて勝ち点3を積み上げ「同じような勝ち点のチームに、プレッシャーをかけられたと思う」と元日本代表MF遠藤。5月2日の仙台戦以来、約4か月半に渡って降格圏に沈み続けてきたG大阪だが、J1残留という目標にようやく手が届きそうなところまではい上がってきた。

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