【G大阪】降格圏脱出がかかる首位・広島戦 広島FWパトリック対策を徹底

スポーツ報知
G大阪・宮本監督

 17位に低迷するG大阪は26日、大阪府吹田市内で、今季初の4連勝がかかった広島戦(29日・パナS)に向けたトレーニングを行った。非公開練習では、得点ランキングトップタイの20ゴールを挙げている広島FWパトリックを封じるため、クロス対応など守備を確認。宮本恒靖監督(41)は「広島は自分たちの戦い方を持っているチーム。まずは目の前のことにしっかりと集中して戦いたい」と語った。

 “広島のエース”パトリックは、14年途中から約3年にわたりG大阪に所属。14年はFW宇佐美=現ドイツ1部・デュッセルドルフ=と破壊力抜群の2トップを形成し、この年の3冠獲得に貢献した。しかし16年途中に右膝の前十字じん帯損傷及び半月板損傷の大けがを負い、戦線離脱。G大阪はタイトル獲得に貢献した功績から、負傷中に契約を延長するなどして回復をサポートした。そして17年夏に広島へ移籍。今季は首位・広島をけん引する得点源として、完全復活を果たした。

 アウェーで対戦した7月18日の試合ではパトリックに2得点を奪われ、0―4と大敗したG大阪。日本代表DF三浦は「自分の形に入ったら、点を取る選手。良い形に入らせないようにしたい」とかつてのチームメートに警戒心を強めた。レギュラー陣の大半は、G大阪時代のパトリックとともにプレーした経験を持ち、強み、そして弱みも熟知している。降格圏からの脱出もかかる一戦で、“ストップ・ザ・パトリック”を徹底する。

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