【C大阪】ダービー7戦未勝利 尹監督の進退議論も

スポーツ報知
大阪ダービーに敗れ、ガックリと肩を落とすC大阪イレブン

◆明治安田生命J1リーグ第29節 C大阪0―1G大阪(6日・ヤンマー)

 C大阪はエースFW杉本をけがで欠く中、5日の練習中に左手甲を骨折した疑いのあるMF山村が、患部を固定し痛み止めを飲んで1トップで強行出場した。しかし、シュート0本で完封負け。「先制点を許したのが試合を難しくしてしまった」と嘆いた。

 これでリーグ戦の大阪ダービーは2012年3月に勝利して以降7戦未勝利。試合の2日前には練習を異例の非公開とするなど、厳戒態勢で集中力を高めたが実らなかった。尹晶煥監督(45)も「この結果はすごく衝撃的。頭の整理がうまくつかない」と、絞り出すしかない。今季最多の3万4303人のサポーターからは、容赦ないブーイングが浴びせられた。

 元韓国代表の指揮官の下、昨季はルヴァン杯と天皇杯の2冠を達成した。しかし、今季はACL、ルヴァン杯、天皇杯で既に敗退。リーグ戦も首位と勝ち点15差の暫定7位で、タイトルは絶望的だ。クラブは来週、強化担当を中心に、来季に向けた話し合いの場を持つ。今季で2年契約が切れる指揮官の進退も、議論の対象になるとみられる。(筒井 琴美)

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