【川崎】1―3からMF斎藤、大島のゴールなどで一気に4得点し、5―3逆転勝ち

スポーツ報知
川崎MF大島

◆明治安田生命J1リーグ第30節 川崎5―3神戸(20日、等々力陸上競技場)

 ともにハイプレスからボールを奪い、ボール支配率を高めようとするサッカー。雨中で序盤から激しいプレス合戦が続いた。試合が動いたのは前半10分。川崎は左サイドからFW知念がグラウンダーのクロス。中央に走り込んだDF登里が合わせたが、シュート後に神戸DF大崎にスライディングで倒され、PKを獲得した。

 同13分のPKはFW小林が右足でゴール左隅に流し込んで、先制。だが、直後の15分にDFエウシーニョの左足でのクリアがDF奈良の背中に当たって自陣ゴールへ。試合は1―1の振りだしに戻った。

 相手の勢いは止まらなかった。28分にFW古橋に右足ミドルシュートを、35分にはMF三田に左足で決められた。昨年7月29日の磐田戦(2●5)以来1年3か月ぶりとなる3失点となった。なんとか前半で盛り返しておきたい川崎は43分にMF大島が右サイドをドリブルで持ち上がりクロス。中央のMF家長が左足で決めて、2―3で前半を折り返した。

 後半追いつきたい川崎は攻勢に出る。3分に左CKをFW知念が頭で狙う。7分にはMF斎藤のクロスをドンピシャで小林が頭で合わせたが、相手GKに阻まれた。11分にはMF中村のパスからDFエウシーニョが右足シュートで枠を捕らえたが、これもGKに阻まれた。

 だが、20分に斎藤が決めると、大島、エウシーニョも決めて、5―3。逆転でホームでの大事な一戦をものにした。これで2位広島との勝ち点差は4。「連覇」がもうそこに見えてきた。

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