2010年南アW杯日本代表DFの岩政大樹が引退、今後は「未定」

スポーツ報知
岩政大樹

 元日本代表DF岩政大樹(36)が22日、自身のブログで現役引退を表明した。「私はプロサッカー選手を引退します」と書き出し「私が考えるプロサッカー選手としてあるべき姿を維持していける自信もそのためのモチベーションも持っていないのです。であるならば、やめるべきだと思います」と15年のプロ人生に終止符を打つ理由をつづった。

 2004年に東京学芸大から鹿島入り。高い打点のヘディングを武器に07年からのリーグ3連覇に貢献した。10年南アフリカW杯メンバーに選出。数学の教員免許を持っており、サポーターからは「岩政先生」という愛称で親しまれた。13年に鹿島退団後はタイ、J2岡山と経て、17年からは関東1部の東京ユナイテッドでプレーしていた。

 「自分には特別な身体能力がない」が口癖。体の使い方を相撲から学ぶなど、スピードや技術の不足分を補おうと努力し続けた。考える守備や駆け引きで優位に立ち、日本有数のDFに上り詰めた。今後は具体的なオファーを受けているものの「未定です。何も決まっていません」と話した。

 ◆岩政 大樹(いわまさ・だいき)1982年1月30日、山口県生まれ。36歳。岩国高―東京学芸大を経て、2004年に鹿島入り。高さを武器にセンターバックとしてタイトル獲得に貢献。日本代表は南アフリカW杯でメンバー入り。14年にテロ・サーサナ(タイ)に移籍し、15年からはJ2岡山で2年間プレー。数学の教員免許を持つ。国際Aマッチ8試合0得点。J1通算290試合35得点。J2通算82試合10得点。スポーツ報知に隔週でコラム「オン・ザ・ピッチ」を好評連載中。187センチ、85キロ。既婚。

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