【仙台】PK戦制して4強 準決勝は山形との“東北ダービー”

スポーツ報知
後半41分、同点ゴールを決めてガッツポーズの仙台・ジャーメイン

◆天皇杯全日本サッカー選手権準々決勝 磐田1(3PK4)1仙台(24日・ヤマハスタジアム)

 J1ベガルタ仙台はJ1磐田と1―1。延長戦からPK戦の末、4―3で退け、9大会ぶりのベスト4。準決勝(12月16日、会場未定)で山形と対戦する。

 快足ルーキーがチームを救った。0―1で迎えた後半41分、同18分から途中出場のFWジャーメイン良(23)は右サイドから中央でパスを受けると、ペナルティーエリア手前から左足を振り抜いた。相手DFに当たって軌道が変化し、ゴール左へ吸い込まれた。「流れを変えたかった。受けてシュートまでのイメージはできていた」と値千金のゴールを喜んだ。

 試合は延長戦(15分の前後半)に突入し、一進一退の攻防を繰り広げたが、両チーム得点を奪えず、PK戦へともつれこんだ。仙台は4人連続で決めたところで、5人目のFWハーフナー・マイク(31)が痛恨のミス。しかし、日本代表GKシュミット・ダニエル(26)が相手の3人目と5人目のキッカーからゴールを許さず、勝利をつかんだ。

 9大会ぶりの準決勝進出を決めた。目標のカップ戦ファイナリストへあと1勝。粘り勝ちを糧にチームの結束を強め、勝利へ突き進む。(小林 泰斗)

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