【神戸】2年目GK前川 名古屋戦でリーグ戦デビュー

スポーツ報知
神戸GK前川

◆明治安田生命J1リーグ第31節 名古屋1―2神戸(3日・豊田ス)

 神戸の2年目GK前川黛也(だいや、24)が、名古屋戦で先発し、リーグデビューを飾った。敗れれば降格圏争いに加わる可能性のあった大事な一戦で、前節で5失点した正GKの韓国代表・金承奎(キム・スンギュ)に代わる大抜てき。約2か月分ぶりの勝利に貢献し、「緊張しました。でも周りから『緊張すんなよ!』と言われたので、気負わず楽しんでやろうと。それが結果として出て良かったです」と安堵(あんど)の表情を見せた。

 関大から昨季加入した24歳は、開始直後に名古屋のFWジョーの強烈なシュートを好セーブ。「プレーがまだ定まっていない中で自信になった」と手応えをつかみ、その後も堂々とプレーした。1―1の後半21分にも再びジョーのシュートを「うまく対応できた」ととっさに足で止め、元ブラジル代表に仕事をさせなかった。スタジアムには4万1044人の観客が訪れたが「観客がいっぱい入ってんな~というぐらい。こういう中で試合ができるのもプロとしての醍醐味なので、感動を感じます」と初々しくデビュー戦を振り返った。

 ここ7戦未勝利だったチームは、ようやく長いトンネルを脱した。勝ち点40とし、降格争いからも脱出した。監督に就任して初めて勝利を収め、自身の誕生日も白星で飾ったリージョ監督(53)も「チームに熱を与えてくれた」と若き守護神を称えた。

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