【仙台】ハモンロペスPK外した…5戦連続白星なし

スポーツ報知
スピードに乗ったドリブルでゴールに迫る仙台・ジャーメイン(左)(カメラ・小林 泰斗)

◆明治安田生命J1リーグ第31節 札幌1―0仙台(4日・札幌ドーム)

 ベガルタ仙台はアウェーで札幌に0―1で敗れ、リーグ戦5試合連続勝ちなし(1分け4敗)となった。後半29分、札幌のMF三好康児(21)に決勝ゴールを許した。仙台は途中出場のFWジャーメイン良(23)がPKを獲得も、キッカーのハモンロペス(29)が止められ、目標のトップ5が遠のく痛い敗戦となった。

 一瞬の隙を突かれた。GKシュミット・ダニエル(26)の好セーブやDF板倉滉(21)の体を張った守備で何度も相手のチャンスをつぶしたが、後半29分、ペナルティーエリア手前で、板倉が浮き球のパスを頭で足もとに落とした所を、三好に奪われた。GKと1対1の状況から決められ、失点。板倉は「自分で持つか、キーパーに渡すか迷ってしまった」と肩を落とした。

 勝ち点3は逃したが、ルーキーは躍動した。ジャーメインは、夏から重点的に磨いてきたボールタッチとドリブルに自慢のスピードを掛け合わせ、ゴールに迫った。後半31分にはPKを獲得もハモンロペスが失敗。「自分で(PKを)取ったのだから、(FWとして)ボールを奪い返してでも自分が蹴るぐらいの気持ちでいかないといけなかった」と話した。プレーの質は確実に上がっている。負けん気と闘争心を更に押し出し、攻撃陣を盛り上げる。(小林 泰斗)

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