日本航空、6年ぶり選手権切符 仲田監督「勝つという気持ちが強かった」

2018年11月11日6時5分  スポーツ報知
  • 前半5分に先制点を決めた日本航空・塚越(右から2人目、カメラ・古川 浩司)
  • 6年ぶり2度目の優勝を果たした日本航空

 ◆全国高校サッカー 選手権山梨県大会最終日 ▽決勝 日本航空2―0帝京三(10日、山梨中銀スタジアム)

 決勝が行われ、日本航空が帝京三を2―0で下し、6年ぶり2度目の優勝を果たした。試合開始早々の前半5分にMF塚越誠也主将(3年)が先制点。持ち味のハードワークで主導権を握ると、後半32分にFW坂本順平(3年)が追加点を決めた。2年生が中心の守備陣も安定しての完封勝利で、5年前の決勝で敗れた相手へのリベンジとなった。日本航空は12月30日開幕の本大会(埼玉スタジアムほか)に出場する。

 応援席の仲間たちと喜び合う日本航空イレブンを仲田和正監督(49)は、少し離れた場所から涙ぐみながら見守った。「今年1年、苦しいスタートだった。絶対に(今大会で)勝つという気持ちが強かった」。今年度、県総体、全国総体県予選とタイトルを逃してきた中でつかんだ6年ぶりの優勝。選手たちの奮闘に込み上げてくるものを抑えきれなかった。

 前半5分に「立ち上がりからガンガン行きました」と主将の塚越がゴール前の混戦から先制点を決め、いきなり試合を動かした。主導権を握ると、チーム全体で球際の激しさなど持ち味を発揮し、粘り強くプレー。後半32分には「落ち着いて決められてうれしいです」と坂本の右足弾で試合を決定づけた。

 初優勝した6年前はパスサッカーをベースとしていた。5年前の決勝で帝京三に敗れたことをきっかけに指揮官は「つなぐサッカーが好きだが、全国に行かせてやりたい」と方針を変更。勝つために選手たちを生かす道を探り、ハードワークを軸にチームを作り上げてきた。「この大会を通じて、いつも通りやってくれました」(仲田監督)とまさに自分たちのサッカーを貫き、頂点に立った。

 大会中には、同校OBのFW山口和樹(23)が今季入団したJ1湘南がでルヴァン杯で初優勝。仲田監督は「うちがやろうとしていることが書いてあった」と優勝を報じるスポーツ報知などの記事を選手たちに読み聞かせ、刺激を与えてきた。

 全国選手権に初出場した前回は山口らを擁したが1回戦敗退。仲田監督は「まずは一つ。地に足をつけてやっていけたら」と全国1勝を目標に掲げた。今夏の全国総体では山梨学院が優勝。今大会県代表には注目が集まることも予想される。塚越は「代表として誇りを持ってやります」と力強く宣言した。(古川 浩司)

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