【川崎】小林悠、骨折も帯同「常勝軍団作る」

スポーツ報知
優勝トロフィーを手にする川崎・小林

◆明治安田生命J1リーグ第32節 C大阪2―1川崎(10日・ヤンマー)

 主将のFW小林悠(31)はピッチに立てなかった悔しさを胸にしまい、仲間を1人1人ねぎらった。前節に左眼窩(か)底を骨折するも、チームと共に大阪入り。試合後、ゲームキャプテンを務めた谷口から「勝てなくてごめんなさい」と謝られると「お疲れさま」と抱き寄せた。

 試合前には5000人超のサポーターにもチームへの熱い思いを伝えていた。「優勝したら選手全員が連覇を成し遂げたメンバーです。声援を送ってください」と、青く染まったゴール裏に頭を下げた。すっきりした決め方ではなかったが「シーズンを通しての結果。負けて優勝するぐらい強かったと思いたい」と話した。主将を中村から受け継いで2年目。今季15得点はJ1の日本人最多で、ゴールすれば32試合負けていない。「フロンターレの黄金期、常勝軍団を作っていきたい」。来季は3連覇と共に複数タイトルを目指す。

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