元日本代表・平山相太さん、中学校で講演「伸びしろ」

スポーツ報知
中学生に講演を行った元サッカー日本代表の平山氏

 サッカー元日本代表FWの平山相太さん(33)が12日、柴田町の船岡中学校で講演会を行った。昨年、ベガルタ仙台で現役を引退し、指導者を目指して今春、仙台大体育学部に入学。同町のトップアスリート事業の一環で、約450人の中学生を前に、現役時代を振り返った。

 1993年のJリーグ開幕戦で、ヴェルディ川崎(現・東京V)のFW三浦知良を見てサッカーを始めたという平山さんは「プロ選手になる。日本代表になる。W杯に出る」という目標を幼い頃から立てて、サッカーにまい進。長崎・国見高で全国高校選手権優勝に貢献し、19歳でアテネ五輪出場など、輝かしい実績を残した一方で、プロ生活では2011年にスネを骨折して8か月の長期離脱。酸いも甘いも経験した現役時代を紹介し「苦しい時、自分がいいイメージを持っていないと乗り越えられない」「自分が好きなことは反対されようと100%でやってほしい」と語った。

 会が始まる前は3分の1程度が平山さんの現役時代を知らなかった中学生たちも、次第に大盛り上がり。元代表FWは、質問コーナーでは「伸びしろですね」と本田圭佑(32)=メルボルンV=のものまねを披露したり、夫人とのなれ初めも明かすなど、交流を深めていた。(遠藤 洋之)

サッカー

×