【仙台】中野、筑波大時代の後輩・新潟DF早川の吉報が刺激「すごいメンタリティー」

スポーツ報知
シュート練習に励む中野(右)

 J1ベガルタ仙台は14日、仙台市の泉サッカー場で、素早い連係の練習を中心に約1時間半、汗を流した。レギュラーに返り咲きつつあるMF中野嘉大(25)は、白血病と闘う筑波大時代の後輩DF早川史哉(24)がJ2新潟で選手契約を再開したという吉報からエネルギーをもらい、試合に出る喜びをピッチで見せていく。

 早川は、2016年6月に急性白血病と診断され、昨年1月に選手契約を一時凍結。治療とトレーニングを重ね、今夏からトップチームの練習に復帰。今月12日に選手契約を再開することが発表された。中野は「苦難を乗り越えて、すごいメンタリティーだと思う。(来年活躍している姿が)楽しみです」と喜んだ。

 中野自身も今季の苦しい時期を乗り越え、再びスタメンの座に戻った。今季リーグ戦24試合出場(16試合先発)も、9月に先発から外され、約2か月出場機会は激減。それでも下を向かず、日々の練習で力を示し、直近の2試合は先発に復帰。10日の広島戦(1〇0)では、決勝点の起点になる活躍を見せた。

 次戦は24日にアジア王者の3位・鹿島とホーム最終戦。中野は「相手は強いし、状態も良い。個人としても1年の成長を確かめる指標になる試合だと思う」と闘志。得点に絡むプレーで、チームに欠かせない存在を目指す。(小林 泰斗)

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