大院大高が初選手権切符!2年前に開会式欠席で棄権扱い騒動、当時1年生が栄冠つかむ

スポーツ報知

◆全国高校サッカー選手権大阪大会最終日 ▽決勝 大院大高0(PK4―2)0東海大大阪仰星(17日・ヤンマースタジアム長居)

 全国高校サッカー選手権(12月30日開幕)の代表決定戦が17日、各地で行われ、大阪決勝(ヤンマースタジアム長居)では、大院大高が東海大大阪仰星に0―0から延長、PK戦の末、初優勝を飾った。同選手権に初出場する。

 GK梅田陸空(りく、3年)を中心とした守備で相手のチャンスを防ぎ、大阪大会全6試合で無失点の快挙を達成した。延長戦終了間際には、小野原明男監督(33)が「PK職人」と評する控えGKの池上柊人(3年)にスイッチ。池上は「映像で見ていたところに来た」と相手の1本目を見事セーブし、初の栄冠につなげた。

 創部58年、ここまで平坦な道のりではなかった。高校総体に初出場で16強入りした2016年は、日程の勘違いから選手権予選の開会式を欠席。規定で棄権扱いになった。当時の1年生が最上級生となり、悔しさを晴らす形で大阪を制覇。小野原監督は「過去の積み重ねが今につながったと思う」と感慨深そうに振り返った。(筒井 琴美)

サッカー

×