前橋育英、団結力でV2挑む…高校サッカー選手権組み合わせ抽選

スポーツ報知
連覇を目指す前橋育英・若月主将

 第97回全国高校サッカー選手権大会の組み合わせ抽選会が19日、東京・汐留の日本テレビで行われた。前年度王者の前橋育英(群馬)は、来季J内定者を擁し、2000、01年度大会の国見(長崎)以来の連覇を目指す。選手宣誓は初出場の瀬戸内(広島)に決定。駒大高(東京B)対那覇西(沖縄)の開幕戦が12月30日に駒沢陸上競技場で行われる。

 前橋育英が、自信を持って連覇に挑む。DF若月輝主将(3年)は「毎年、守備が強いチームといわれるが、今年は多彩で爆発的な攻撃力も強み」。J1昇格を決めた松本に入団が内定しているFW榎本樹(同)らを中心に激戦に臨む。

 Vメンバーの先発11人のうち、残ったのは榎本だけ。選手権優勝から1か月後の2月に、県高校新人戦の決勝で桐生第一に0―1で敗れ、「自分たちは王者じゃないと自覚した」と若月。新チームはなかなか結果を残せず、夏の高校総体も2回戦で敗退した。

 山田耕介監督(59)は「今年はみんなで意見を言い合う部分が足りない」と指摘。8月から練習後のミーティングで、選手が日替わりで全員の前で意見を言うことを日課とした。「新しい気づきもあった。チームをより観察するようになった」と若月。団結力強化を図った。2年連続で決勝を戦った経験も糧に、日本一を目指す。(小又 風花)

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