2年ぶり制覇狙う青森山田、前回と同じ草津東と対戦 檀崎主将はV宣言

スポーツ報知
トーナメント表を前に「1番」ポーズを決める青森山田・檀崎主将(カメラ・竜田 卓)

 第97回全国高校サッカー選手権(12月30日開幕、埼玉スタジアム2002他)の組み合わせ抽選会が19日、都内で行われ、2年ぶりの優勝を狙う青森山田(青森)の初戦は来年1月2日の2回戦で前回と同じ草津東(滋賀)に決定。J1札幌に内定しているMF檀崎竜孔(りく・3年)主将は「平成最後の選手権。青森山田で締めくくる」と宣言した。

 48番目、組み合わせ表の最後まで空白だった青森山田の隣に、昨年と同じ名前が掛けられた。初戦の相手はまたも草津東。前回は5―0の完勝だったが、檀崎は「相手はリベンジしようと強い気持ちでくると思う。まずは初戦を頑張りたい」と気持ちを引き締め、「自分たちはまだ何も成し遂げていない。平成最後の選手権。青森山田の優勝で締めくくりたい」と言い切った。

 檀崎は1年時からメンバー入りし、選手権優勝を経験。2年時は学年唯一のレギュラーとして活躍も、3回戦で長崎総科大付に0―1で敗れた。今回背番号10を受け継ぎ主将として臨む檀崎は「また優勝して表彰台に上りたい。選手権にかける思いは人一倍ある」と言葉に力を込めた。

 選手権の前にもう一つ、手に入れたいタイトルがある。青森山田は高体連とJユースが共に戦う世代最高峰のリーグ戦、高円宮杯U―18プレミアEASTで、3試合を残し現在2位。25日には勝ち点4差で追う首位・鹿島ユースと直接対決を迎える。黒田剛監督(48)は「選手権のことはまだ考えていない。今は照準を絞り、終わってから準備していく」とプレミアでの残り3戦必勝へと強い思いを明かした。

 檀崎は同リーグで現在15試合16得点。得点ランキングでは2位の7得点を大きく放して1位だ。指揮官は「精神的にも成長し、攻撃の要になっている。マークも厳しくなると思うが、その分周りの選手も奮闘していって欲しい」と背番号10とチームの更なる成長に期待を寄せる。檀崎も「正直注目はされるとは思う。それに応えるプレーを見せていく」とキッパリ。2つの頂点をつかみ、プロのステージへ羽ばたいていく。(小林 泰斗)

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