【甲府】アジア王者の鹿島に善戦もクラブ初の4強逃す…天皇杯準々決勝

スポーツ報知
鹿島に敗れ4強入りを逃した甲府

◆天皇杯全日本サッカー選手権準々決勝 鹿島1―0甲府(21日・山梨中銀スタジアム)

 J2甲府はJ1鹿島に0―1で惜敗し、クラブ初の4強には届かなかった。アジア王者に主導権を握られながらも粘り続けていたが、FW曽根田穣が負傷しピッチ内が10人だった時間帯に、わずかな隙を突かれて後半31分に失点。終盤は左サイドを中心に攻め立てたが、ゴール前の精度を欠いた。

 上野展裕監督は「(10人の時間帯は)我々もピッチの外に出すのは可能だったが持ちすぎてそれをさせてもらえず、鹿島の一瞬の隙も見逃さないプレーにやられてしまった」と振り返った。それでも清水やC大阪といったJ1勢を撃破して8強まで進出した選手たちの奮闘に「褒めてあげたい」と、たたえた。曽根田については「鎖骨の骨折だと思う」と話した。

 最終ラインをまとめたDF小出悠太は「相手がアジア王者だとかそういう意識はなく、自分たちのやっていることを出そうという思いだった。失点の場面は少し焦ってしまったところとボールへの寄せが足りなかった」と悔やんだ。ボランチのMF佐藤和弘は「球際や切り替え。一番大事なところをちゃんとやっている。だからあの位置にいるんだと思う。やりたいことをさせてもらえなかった」と唇をかんだ。

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