【山形】来季につながる4強…三鬼「仙台相手でも対人守備で通じる部分あった」

スポーツ報知
仙台に敗れ、がっくりと肩を落とす山形イレブン(カメラ・大好 敦)

◆サッカー天皇杯全日本選手権 ▽準決勝 仙台3―2山形(5日・ユアテックスタジアム仙台)

 J1王者にも耐えてきた山形の堅守が崩れた。前半14分と18分、立て続けに失点。仙台のサイド攻撃に完全に主導権を握られた。同32分、FW阪野がDF熊本のクロスを頭でゴール中央にたたき込み、1―3の同44分にも阪野が再び右足ループで追加点。後半も果敢に猛攻を仕掛けたが、ゴールは遠かった。木山隆之監督(46)は「立ち上がりは相手の技量についていけなかった」と唇をかんだ。

 それでも試合後、サポーターは、イレブンの闘志に拍手を送った。先発したDF三鬼海(25)は「皆さんの期待に応えられなくて残念…」と悔しがった。

 今季最後の公式戦は黒星に終わった。だが、三鬼は「仙台相手でも対人守備で通じる部分もあった。来季につなげたい」と前を向いた。来年1月1日から新社長に就任する相田健太郎氏(44)のもと、山形は新たな体制で来季J1昇格を目指す。(海老田 悦秀)

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